ファーストエイドの訓練をしてきました。
ファーストエイドとは、日本語で言えば「応急手当」になります。例えば、救急車が来るまでの数分間に自分たちで何ができるか、何をしてあげたら怪我や急病で現状より悪くならないようにできるか、というものです。下の写真は、怪我人の状態を確認しつつ、次の対処を考えているところです
最近の都会では通り魔で何人もの尊い命が奪われてしまう本当に悲しい事件もあったりしますが、そのとき、このような知識を身につけている人が1人でも多く現場に偶然居合わせていたら、ひょっとしたら犠牲者は減るかもしれません。ただ呆然と立ちすくむのではなく、何か手伝いができるかもしれません。
西表島ではカヌーだけでなく、シュノーケル、ダイビング、トレッキングなど多方面において効果が期待できる技術です。
カヌーツアーのガイドとして、ピナイサーラの滝をより安全に、より楽しく見せるため得ておきたい知識なのはもちろんのこと、普段街を歩いていて突然目の前で見知らぬ人が倒れたときの対処や、家族や友人と食事しているときに喉をつまらせた時の対処など、身近にも起こりうる「ひょっとしたら」にも対処できるようにする訓練なのです。
書物や講義で得られる知識もあります。また人形とかを使ってやる実践も役に立ちます。
もちろん、取り越し苦労だけで使うことがないよう、みんなの健康や安全があって欲しいものです。ですが、何も知らないよりもちょっとでも知っている方が良いと思います。
事件や事故の現場に居合わせる確率は相当低いと思います。だからなのか、西表島のカヌーのガイドの中もあまり関心を持たない人も少なくないのが現状です。
これを読んでくれたみなさんも、もし機会があったら、いや機会を作って学んでみて下さい。